top of page
検索

Red Rice 自然農園さん|加茂地区

更新日:2020年6月11日



木津川市自慢の農家さんの

ご紹介です!


 


RedRice自然農園

(レッドライスしぜんのうえん)

木津川市加茂町


公式Webサイト:



 


木津川市の学校給食を考える会

農家さんご紹介 第3弾


今回は加茂地区の、

とっても明るい赤穂夫妻の営む

RedRice自然農園さんを訪ねてみました。



お約束の時間に伺うと、

ご夫妻 何やら慌てた様子・・・


朝から稲刈りをされていたそうなのですが

そのための農機具にトラブルが発生し

機械屋さんに出動してもらっていたそうです。


そんなバタバタな最中、

私たちを気持ちよく

受け入れてくださいました。

本当にありがとうございました☺️



実はRedRice自然農園さんの畑は、

加茂の給食センターの

目と鼻の先にあります。


赤穂夫妻のお子さんも

ここの給食を食べているそうで

給食には親しみがあるそうですよ✨




まずはじめに、

RedRice自然農園さんがされている


"自然農法"


ご存知でしょうか?



自然農法とは、

“農薬や肥料を使用せず、

畝(うね)にはこぼれ種で咲く野花が

そのままになっていて、

これらを有機物として土に戻して

植物の本来持っている力で育てる”

農法のことを言います。



言葉にするのは簡単ですが、

これがいかに大変な事か…




赤穂さんが自然農を始めたきっかけは、

初めて口にした時の

自然農のお野菜のおいしさ

忘れられなかったこと、だそうです^^


思いが強く、

結果ご自身で作ることになったんだとか☺️


この地で農業を始めて7年間、

ご夫婦で真剣に議論し合いながら。

手探りで、

やっと今のやり方にたどり着いたそうです。


「少しづつ形が見えて来た。」

赤穂さんご夫婦は、

そう笑顔で教えてくださいました。




この農法の問題と言えば

絶対的に収穫量が少ない

こと。


しかし、

"これがやはり一番"

と言う思いで続けて来られているそうです。


「有機の肥料さえもやらずに、風通しを良くしたり、水はけを良くしたり。

自分たちはただ、

植物の育ちをサポートしている。」

そうおっしゃいながらとても丁寧に、

この日実っていたニンジンの間引き作業をされている赤穂さんご夫婦☺️



確かに畝に育つニンジンの葉は

普段一般の畑で見るより

少し小ぶりな気がします。



でも一緒に行ったスタッフの

2歳の子どもの目には

その良さは誰よりも伝わった様で✨



誰よりも前のめりになって

ニンジンさんとたわむれていました♪



途中青虫さんも登場!

さらにテンションアップで

満喫していましたよ☺️




加茂は山城に比べて

大規模農園が少なく兼業農家が殆ど。

その分自然農のように少し変わった形態には

やりやすい部分もあるとの事。


そして、その加茂の農園風景が

また素敵なんです!!

少し傾斜の多い土地柄、

高台の畑に立つと、

なんとも言えない穏やかな風景が

広がっています。

この辺りはまだ獣害も少ない様で、

バリケードも無いのびのびとした農園でした。




ニンジンの他には、

な花(菜の花)や春菊などの

冬野菜を育てられていました。

「今年はアブラナ科が虫害が多くてね。」

と、自然農の苦労も話してくださいました。



連作

(同一の作物を繰り返し栽培すること)

についてお伺いすると、

「連作が出来ない状態ということは

何か土の中のバランスが

うまく行っていないサイン

だと思って、注意しています。

極度に大きく負担をかけるような農法だと、

土に負担がかかって上手く行かない。

なので、畝のすぐそばに

一見関係の無い草花が咲いていること

これにも、

土中の成分のバランスをとっているという

"意味"があるんです。」


とおしゃっていました。




もう一つ。

印象に残ったことで、

赤穂さんが大切に取り組んで居られる事が

経営として成り立つ事


「自然農でやりたい」


と、家族や行政の方に話した時、

皆の反応は、


"生計が立てられないだろう"

"雑草だらけにして近隣の迷惑になるんじゃないか?"


など、

マイナスなイメージが

強かったそうです。



そこで赤穂さんは

後に続く方が同じことを言われないよう、

「自然農でもここまでやって行けるんだ」

と、ひとつの農業スタイルとして

確立したかったんだそうです。


周囲にも納得して貰えるよう、

きちんと数値で示したり

出荷のスタイルなども含め、

「効率的に、毎日必死にやっています。」

とお話してくださいました。


赤穂さんの自然農に対する思いが

本当に強く、

とても温かく伝わってきました。




その後・・・


私たち一行は

稲刈り途中の田んぼへ移動しました。



すでに、”機械乾燥”をかける

コンバインで収穫する田んぼの収穫は終わっていて、

後は、"自然乾燥"するため

「はざ掛け」にする田んぼでの収穫をされている所でした。


「自然乾燥する事で、お米自身が

栄養分を自分自身に蓄えようとするので

うま味が増すと言われているんです。

まぁ僕らもほんとのところは良くわからないですけどね(笑)」

と、気楽な感じで話してくださいました😄



こちらはコンバインでは無く、

バインダーと言うコンバインを一列だけ切り取ったような形の機械。

しかも手動で進路を操作するタイプだそう。


私達もほんの少しだけ

お手伝いさせて頂きましたが、

またなかなかの重労働💦



これを夫婦おふたりでされているそうです。

しかも今日中にはざ掛けまでする、と・・・


そんな中私たちの見学を

笑顔で受けてくださっていると知って、

また涙…😢


生米も味見し、この辺りは地下水が豊富という事もお聞きしました。

新しいお米は噛み砕けるほど柔らかい!

私たちの加茂のお野菜への愛着も増しました✨



RedRice自然農園さんのお野菜は、

現在ほとんどが

関東への出荷を中心にされています。


日々その需要は増えている、と

感じてらっしゃるそうです😊


近隣では奈良の

農事組合 五ふしの草」さんで、

購入して頂けます。


五ふしの草

奈良市芝辻町

▷公式Webサイト:http://itsufushi.com/


五ふしの草さんでは、

JR奈良駅前で月に1度

オーガニックマーケット

奈良フードシェッド

ファーマーズマーケット

も開催されています。


こちらでも、

RedRice自然農園さんのお野菜が

販売されています。



また市内のベーカリー

木色」さんでも

ランチやサンドイッチなどで

味わっていただけます✨


木色

木津川市木津宮の裏

▷Instagram公式ページ:



RedRiceさんのお野菜いただきましたが、

素材自体の味が本当に濃厚でした!

子どもたちも喜んで

にんじんを生で

パリポリいただきました♪


皆さんも是非一度、

召し上がってみてくださいね😊




そして最後に。


給食への食材提供についてお聞きした所、

さつまいも等であれば収穫量が多く

時期によっては

納入する事も可能だそうです✨


「私たちは、たまたま自然農ですが

そこはあまりこだわらず、

地元の"赤穂さんのさつまいも"だよ

と、子ども達が食べてくれたら

それはとても良いことですよね。」

と、おっしゃっていただきました☺️


スーパーの地場産コーナーのあちこちで、

子どもたちが

地元の野菜と農家さんの名前を呼んでいる。

そんな日が来るのも

あまり遠くないかもしれませんね♪


赤穂さんご夫妻

この度は本当にありがとうございました!


これからもどうか美味しい野菜を

沢山作ってくださいね☺️



 

RedRice自然農園

(レッドライスしぜんのうえん)

木津川市加茂町

公式Webサイト:


閲覧数:330回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page