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農家 市川さん|木津地区

更新日:2020年6月11日


木津川市自慢の農家さんの

ご紹介です!



 

農家 市川さん

木津川市木津



 


木津川市の学校給食を考える会

農家さんご紹介 第4弾✨


農家さん取材も回を重ね

農家さんと学校給食の関係性や問題点等

解る事が増えてきた気がします。



さて先日

天候に恵まれた11月中旬に

情報発信基地kichikichiやみのり市でおなじみの

小松菜王子こと市川さんの畑を

訪ねてみました^^


市川さんは2015年ぐらいから

学校給食へお野菜の納入をされて来られた実績があり

納入に関すること等

いろいろお話を伺いたい!と

連絡をとり続け、

ようやくお邪魔することができました✨


お忙しい中、

私たちのために時間を割いていただき

本当にありがとうございました♪



しかも

近々食育の取り組みのひとつ


木津川台小学校の子どもたちの

大根引き


があると伺い・・・


実は市川さんは小松菜だけではなく

立派な大根も出荷されているんです☺️



無理を承知で

その様子を取材させていただきたいと

お願いしたところ、

小学校側にも市川さんから

連絡をとってくださり💦

急な日程にもかかわらず

ご了承いただくことができました😄


たくさんの方の協力あって

とても楽しい見学会の実現となりました。

本当に感謝いたします。



さて、

開始時間が近づく畑で

市川さんとお話していると

遠くから歩いてくる

子どもたちの声が聞こえてきました。


そしてあっという間に

元気な子どもたちで一杯に✨


まずは先生から市川さんの紹介があり、

次に子ども達から

市川さんへの質問大会が始まりました。


子どもたちのどんな質問にも

明るく応えてくださる市川さん😊



「市川さんはいつから農家をされているのですか?」


「大根はどのくらい時間がかかって大きくなるのですか?」


「いままで失敗した事は何回くらいありますか?」


などなど✨


さすが小学生のお父さんである

茶目っ気たっぷりの市川さん。

慣れた様子で質問に答えていきます。



わかりやすく、身振り手振りで^^



そんな中、

私たちがとても良いなぁと思ったのが


市川さんは大根をつくる時に

どんなことを気にして作っていますか?


という質問。



その質問に市川さんは、


「大根に限った事ではないけれど、

ぼくが野菜を作っていく上で

大事にしている事は、

買ってくれる相手の事を考えながら

作っていくと言う事。


ぼくが一生懸命お野菜を作っても

買ってくれる相手が居ないと

ぼくはお金をもらって暮らすことはできません。


なので出来るだけ

このお野菜を買う人に

満足して食べてもらえる様に、

美味しい野菜を作ったり

もし傷のある野菜が出来てしまったとしたら

少しそれは値段を安くしたり。


買ってくれる人がキチンと

満足してくれる様にいつも工夫しています」


と、子ども達にも解りやすい言葉で

でもしっかりとした言葉で、

どんな仕事にも共通する

大切な事を教えてくださいました。



自然界、あらゆる環境の中

自分と相手、そして自然と…

どうやって折り合いをつけて行くか

とても大切な問題です。


どうか子どもたちが

もうちょっと大きくなった時

そういえば畑のおじさん

あの時なんか言ってはったな~

と思えると良いです😊




そしていよいよ大根畑の中へ✨


先ずは

大根はどうやって出来て

どうやって抜くのか、

市川さんから説明を聞きます。



砂地だとまっすぐ育つんだぞ、とか

葉っぱも美味しいから

今日は持って帰って食べてみろよ、とか

大根のこともお話ししながら



いざ大根畑に入ると、

子どもたちは大騒ぎ!


一緒にいた私たちにも、


おばちゃんたち助けて~

手伝って~

イヤ~虫~

全然抜けへんねんけど!


などなど、

ひっきりなしに子どもたちの声が

響きます😊


子どもたちの背丈ほどありそうなとっても大きな大根!

たのしいね~^^



我が家の子たちも小さい頃、

農家さんに色んなお野菜を収穫させて貰いました。

懐かしくていい気分です✨


取材も忘れ(^^;)


子どもたちとわいわい楽しみました。



1人1本の大きな大根を持って。

今日は皆どんな大根料理を食べるのかな^^



市川さんの大根は

どうしても虫が大量に発生した年でなければ

基本的にタネを撒く前の土に混ぜる分にしか

農薬を使用していないそうです。

他の草花と共存する大根たち。

安心安全が嬉しいですね✨



そして子ども達が

帰途につくのを見守った後…



市川さんに大根畑で

インタビューさせて頂きました。


給食の会

「さっきの質問にもありましたが

この地へ来られてどのくらい経つのですか?」


市川さん

「もうはっきり覚えていないけど、

10年程になるかな。

まだ小さいかった子ども達と

生まれ故郷である木津に戻って、

農業とはまったく関係ない仕事をしてきていたので、

軌道にのるまでは本当に

試行錯誤が続く大変な思いをしてきました。

今ではようやく農作業も

いつ何をどうすればいいのか解ってきて

仕事として安定して来ましたよ。」



給食の会

「給食センターへ納入するきっかけは?」


市川さん

「確か元々は、自分の子どもの通う小学校へ

"良かったら収穫来て良いですよ"

と言ったのがきっかけ。

そのうち、いくつかの学校に

食育の先生として授業に行ったりしました。

そこに居られた栄養教諭の方に

"是非給食センターにも卸して欲しいです"と

頼んでいただいたと思います。」


なるほど😊



ちなみに大根引きが始まる前

子ども達の到着を待ちながら、

「どうですか、会の活動(給食の事)は

うまく行ってる?」

と逆に聞いてくださった市川さん☺️


会のメンバーのお野菜大好きな息子くんにも

大根引きをさせてくださいました♪

抜けた大きな大根にとても喜んでいました^^



「給食の話は、どこに行っても

比較的みんな理解を示してくださり、

協力していただけています^^


今回もこうやって、

学校側も取材に応じてくださったり。

やっぱり皆さん子ども達にかかわる大事な事だと

親身になっていただけているのかなと。


でも、

そこから一歩先に進もうと踏み込めるかは別の問題で

"なかなか一緒に変えよう"

となるまでは

まだまだ先は長いと感じてるんです。」


と答えると


「そう、僕と一緒に給食センターに

地元の野菜を納入しようとした

その栄養教諭さんは、

その"踏み込んで動く"事をしてくれた人やと思う」


と、今回の問題の核心と感じる事を

話してくださいました。


やはり、こういう問題を解決していくには

その時々のキーパーソンが要りますよね。

給食の献立に地元農家さんのお野菜を使っていただくには、

栄養教諭の方の協力が要になりそうです。


給食の会

「給食にお野菜を納入してくれる農家さんにとって

"納入しても良いな"と思ってくださる理由は

どんなことだと思いますか?」


市川さん

「もちろん僕自身

小学校の子どもが居てるし

今現在もまさに給食で

僕の大根や小松菜なんかを食べたりしていて

地元の子ども達に

"顔の見える相手のお野菜"

として食べて貰えるのは

とても嬉しいことです。


そしてもうひとつ。

給食に使って貰えるという事は

安定した出荷先を確保できるという

経営的にも良い部分がちゃんとあります。

他の相手先に出荷する場合とは違う

給食ならではの面倒な部分もあるけれど😅

それを差し引いても

充分やる意味を感じる事ですよ。」


午前の収穫をたくさん残した忙しい中、

今後の活動のヒントになる

大事なお話を色々聞かせて頂きました。



その後はお土産に自慢の大根も頂き✨


まぁぼちぼち頑張ってと

見送ってくださいました😊


旬の大根はとってもみずみずしくて

おいしかったです!



"小学生とは波長が合う"

とおっしゃっていた市川さん😁


これからもいろんなところで、

市川さんの名前を耳にしそうですね✨


市川さん、

木津川台小学校の先生方、

生徒のみなさん、

楽しい時間を本当に

ありがとうございました!




市川さんの小松菜や大根は

イオン高の原やみのり市

を中心に販売されています。


市内では、

情報発信基地kichikichi

キチキチカフェ理科準備室さんで

市川さんのお野菜を使った料理を

いただくことができますよ^^


---

情報発信基地kichikichi

「キチキチカフェ理科準備室」

京都府木津川市木津南垣外15-2

---



他にも、

その時々に合わせて

スイカやニンジン・ナス

栽培されることもあるそうです。


地産地消コーナーで

市川さんの名前を見かけたら

是非手にとってみてくださいね✨



 

農家 市川さん

木津川市木津


 

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